報道実務家フォーラム in 札幌 講座詳細・講師紹介

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6月27日(土)

13:00〜14:20
講座①ヒグマ取材を考える どう向き合い、いま何を報じるべきなのか

ヒグマの被害多発!安全をどう確保するのか、取材手法に対する批判の声も上がる中でどう向き合えばいいのでしょうか。この講座では東区で危機一髪の場面に直面し、その後も啓発報道を続けてきたHBCの幾島奈央記者や、狩猟免許を持ち海外の現場も取材してきたNHKの米澤直樹記者に登壇していただき、自らの取材経験を語ってもらうとともに取材手法や発信内容がどうあるべきかを議論します。司会は北海道新聞の内山岳志記者です。

幾島奈央 北海道放送デジタル戦略部

講師
幾島奈央 北海道放送デジタル戦略部

2018年にHBC入社。報道部で警察・司法担当。2021年7月から現部署に異動し、WEBマガジン「Sitakke」の運営に携わる。25年4月から編集長を担当。クマについては、入社1年目の夏、後志の島牧村の住宅地に連日クマが現れたことをきっかけに取材を開始。「Sitakke」でもクマ連載を継続し、23年4月にはクマとの“いい距離の保ち方”を考えるサイト「クマここ」を立ち上げた。放送やデジタル、イベント等、幅広い形で発信を続けている。HBCデジタル戦略部「Sitakke」「クマここ」編集長。

米澤直樹(よねざわ・なおき) NHK旭川放送局記者

講師
米澤直樹(よねざわ・なおき) NHK旭川放送局記者

1992年生まれ。2014年にNHK入局。北海道で人間と野生動物の関わりや農業をテーマに取材を続ける。2025年は2本のNHKスペシャル『追跡調査“クマ異常事態”の真相』『米価騒乱揺れる“主食の未来”』の取材・制作に携わったほか、米・モンタナ州で開かれたクマ問題の国際会議を取材し、世界のクマへの向き合い方を報告。2022年から猟銃を所持し狩猟も行う。道内各地で冬眠明けのヒグマを追う「春期管理捕獲」に同行取材してきた。

内山岳志(うちやま・たけし) 北海道新聞室蘭報道部編集委員

司会
内山岳志(うちやま・たけし) 北海道新聞室蘭報道部編集委員

1978年横浜市出身。2004年に北海道新聞社入社。本社編集局報道本部を振り出しに、中標津支局で世界自然遺産・知床や野付半島などで自然環境をテーマに取材。本社報道センターや東京報道センターで10年にわたりヒグマ取材を続ける。著書に「ヒグマは見ている」。26年から室蘭報道部編集委員。趣味は山歩き。

14:35〜15:55
講座②AIどう使う? 報道の価値を守るための活用法

報道の現場でもAIの活用が急速に広がる一方で、その距離感やポリシー、リスクへの懸念に頭を悩ませる瞬間は多々あるのではないでしょうか。実務の「良き伴走者」としてAIとどう向き合うべきか。本セッションでは、GoogleにおけるAIの歩みをご紹介いただきつつ、「Gemini」や「NotebookLM」などの各種AI製品を報道の現場でどのように活用できるのか、具体的な事例を交えてお伝えいただきます。コミュニケーションの核となる「人間にしかできない価値」を守るポリシーのあり方含め、メディアの未来を見据える皆様の実務にお役立ていただけるヒントを講師と一緒に模索できれば幸いです。

河野あや子(こうの・あやこ) グーグル 日本法人 広報担当ディレクター

講師
河野あや子(こうの・あやこ) グーグル 日本法人 広報担当ディレクター

大学卒業後、JTBでのガイドブック編集、海事プレス社での記者職を経て、2006年に日産自動車に入社し、CEOの専属広報、企業広報などを歴任。2010年にGoogleに入社し、2014年に広報部長、2022年に広報ディレクターに就任し、デジタル転換期におけるGoogleの日本市場のコミュニケーション戦略を10年以上にわたり指揮している。

加藤吾朗(かとう・ごろう) グーグル 日本法人 広報担当マネージャー

講師
加藤吾朗(かとう・ごろう) グーグル 日本法人 広報担当マネージャー

大学卒業後、PR代理店を経て、日米中の事業会社で広報職に従事。2018年にGoogleに入社。YouTubeを含む各種コンシューマー製品の広報を歴任し、現在は、GeminiやNotebookLMなどの生成AI製品と企業広報を担当。

16:10〜17:30
講座③次の選挙がやってくる!阿鼻叫喚のデマの洪水をファクトチェックでどう乗り切った?

「メディアの敗北」と言われた2024年の兵庫県知事選の反省から多くの報道機関がファクトチェックに本格的に取り組むようになりました。ただ、十分な体制が取れている社ばかりではなく、どのような発信が効果的だったのかも明確ではありません。この講座で特に強烈なデマが流れた宮城県知事選でファクトチェックを実践した河北新報の横山勲記者と、北海道新聞で担当してきた森貴子記者が対談し、具体的で有効な実践方法を探ります。

横山勲(よこやま・つとむ) 河北新報編集部記者

講師
横山勲(よこやま・つとむ) 河北新報編集部記者

1988年青森県出身。河北新報社入社後、報道部、盛岡総局、福島総局を経て現職。執筆に加わった連載「止まった刻 検証・大川小事故」は2018年度新聞協会賞受賞。取材班として携わった連載「原発漂流」を含む特集「東日本大震災10年」は2021年度新聞協会賞受賞。自ら中心となって取材執筆した「『企業版ふるさと納税』の寄付金還流疑惑に関する一連の報道」は第29回新聞労連ジャーナリズム大賞、第5回調査報道大賞優秀賞を受賞。2025年、著書『過疎ビジネス』(集英社新書)で第73回菊池寛賞受賞。

森貴子(もり・たかこ) 北海道新聞編集局コンテンツ総括

司会
森貴子(もり・たかこ) 北海道新聞編集局コンテンツ総括

2026年4月から編集局コンテンツ総括。1976年生まれ、福岡県出身。2000年4月北海道新聞社に入社し、編集局整理部に配属、2002年釧路支社報道部。以後編集局報道本部(後の報道センター)に延べ12年(警察4年、遊軍8年)、東京支社報道センターに延べ9年半(社会1年、政治8年)。東京報道センターデスク時の2025年参院選、自民党総裁選、2026年衆院選では政治グループとして政治家発言やSNS上で広がる偽・誤情報などの検証記事を展開。

17:45〜19:05
講座④紙媒体がどこまで動画をやるべきなのか

動画やらなきゃ!そんな焦りを募らせているメディアの人、多いのでは?とはいえYouTubeは今やレッドオーシャン、ただ参入するだけでは埋もれてしまいます。そんな中、2024年から本格参入した文藝春秋+はすでに2000本の動画を配信し登録者数も67万人に到達。その秘訣を村井弦編集長に語っていただきます。一方、毎日新聞は長編ドキュメンタリー映画に舵を切ろうとしています。中心となっている大場弘行さんをお呼びしました。紙媒体がどこまでやるべきか、議論します。

村井弦(むらい・げん) 文藝春秋PLUS編集長

講師
村井弦(むらい・げん) 文藝春秋PLUS編集長

1988年、東京都稲城市出身。2011年4月に株式会社文藝春秋に入社し、「週刊文春」編集部に配属。2015年7月、「文藝春秋」編集部。2019年7月、「文藝春秋digital」プロジェクトマネージャー。2021年7月、「週刊文春電子版」デスク。2024年7月から「電子版統括編集長」となり、2024年12月に映像メディア「文藝春秋PLUS」初代編集長に就任。

大場弘行(おおば・ひろゆき) サンデー毎日編集長

講師
大場弘行(おおば・ひろゆき) サンデー毎日編集長

2001年、毎日新聞入社。社会部、特別報道部などを経て『サンデー毎日』編集長。主に調査報道と国会取材を担当し「公文書クライシス」で第19回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞、日米地位協定をテーマにした「特権を問う」で第26回新聞労連ジャーナリズム大賞受賞。著書に『公文書危機』(毎日新聞出版社)『首都圏は米軍の「訓練場」』(藤原書店)。

富田茂樹(とみた・しげき) 北海道新聞社編集局写真映像部デスク

司会
富田茂樹(とみた・しげき) 北海道新聞社編集局写真映像部デスク

1983年、東京都大田区出身。2007年4月北海道新聞社に入社し、編集局写真部に配属。2008年、帯広支社報道部写真グループ。2011年7月、編集局写真部。2018年7月、東京支社写真映像課。2023年3月、編集局写真映像部で写真とドキュメンタリー映像企画「ドキュメントD」取材を担当。2025年10月、同企画「ドキュメントD」担当デスク。

6月28日(日)

9:30〜10:50
講座⑤「特別支援学生を18歳人口から除外」スクープの内幕

去年12月に毎日新聞が発信した「特別支援学校生を18歳人口から除外 大学進学率が不正確に」は国交省の統計不正に匹敵する衝撃的なスクープでした。専門家は「統計をまとめる行政側に無意識の差別が忍び込んでいるのでは」と指摘、教育制度そのものに批判が及ぶ事態に。取材したのは斎藤文太郎記者。秋田魁新報から毎日に移籍した彼に取材のきっかけや手法について詳しく語っていただきます。

斎藤文太郎(さいとう・ぶんたろう) 毎日新聞記者

講師
斎藤文太郎(さいとう・ぶんたろう) 毎日新聞記者

1983年生まれ、秋田県出身。秋田魁新報を経て2016年毎日新聞に入社し、19年から東京社会部所属。事件、裁判などを担当し、24年4月から教育取材班。関心分野は不登校、インクルーシブ教育、教員の働き方改革など。社会のひずみや制度のすきまに目を凝らしたい。小学生の子どもが2人おり、8月には3人目が生まれる予定なので、趣味の山登りはしばらく封印。北海道には幼児期に住んでおり、妻の出身地でもあるので、思い入れがあります。

岩崎志帆(いわさき・しほ) 北海道新聞編集局デジタル編成チーム記者

司会
岩崎志帆(いわさき・しほ) 北海道新聞編集局デジタル編成チーム記者

1992年埼玉県出身。2015年北海道新聞社に入社し、室蘭報道部に配属。17年稚内支局。20年から報道センターでヒグマ問題や戦後80年などを取材。経済部を経て、25年9月から編集局デジタル編成チーム。現在ポッドキャストを担当している。

11:10〜12:30
講座⑥知られざる地方史の発掘こそ調査報道だ!エキスパートに聞く

「誰も調べていない歴史を自分の力で調べ、聞き、書くことは面白い。」(『地方史のつむぎ方』より)気象台職員として働きながら、北海道空襲の犠牲者名簿など8冊の本を出版してきた山本竜也さん。近著では、自身の緻密な調査のノウハウばかりでなく、24人の地方史研究者にインタビューした多様な調査手法や裏付けの仕方を紹介しています。どのように地方史を発掘しているのかを聞き、記者にもおすすめの調査方法を教えていただきます。

山本竜也(やまもと・たつや) 地方史研究家

講師
山本竜也(やまもと・たつや) 地方史研究家

1976年大阪府生まれ。大阪大学理学部物理学科卒、北海道大学大学院地球環境科学研究科修士課程修了(雪氷学)。2003年に気象庁入庁後、東北・北海道各地を移り住む。仕事のかたわら、地方史や個人史を題材に文章を書き続けている。著書に『北海道空襲犠牲者名簿』(2011年)、『南後志に生きる』(2016年)、『寿都歴史写真集』(2018年)、『地方史のつむぎ方』(2024年)など。現在は、長崎原爆と天気の謎に関する著作を執筆中。

工藤俊悟(くどう・しゅんご) 北海道新聞編集局報道センター記者

司会
工藤俊悟(くどう・しゅんご) 北海道新聞編集局報道センター記者

札幌市出身。2015年4月に入社。旭川報道部、留萌支局、本社運動部を経て、23年3月から報道センター。「私たちの平和論」など戦後80年関連やジェンダー、教育などを取材。

13:30〜14:50
講座⑦ドキュメンタリーワークショップ出張版「能登デモクラシー」五百旗頭監督に聞く地方放送局で取り組むドキュメンタリー制作

自分が思い描くドキュメンタリーを作りたい!でも、テレビ局に所属しながら時間も費用もかかる制作に取り組むのはなかなか難しい。しかし石川テレビの五百旗頭幸男さんは、前職のチューリップテレビ時代から『はりぼて』『裸のムラ』『能登デモクラシー』と話題作を発表。どう実現しているのか、最新作の背景を語ってもらい、制作者どうしで議論しましょう。司会は自らもドキュメンタリー制作に携わるHTBの広瀬久美子さんです。

五百旗頭幸男(いおきべ・ゆきお)

講師
五百旗頭幸男(いおきべ・ゆきお) 石川テレビ放送ドキュメンタリー制作部部長

1978年兵庫県生まれ。チューリップテレビを経て、20年石川テレビ入社。番組『はりぼて』(16年)で菊池寛賞、日本記者クラブ賞特別賞などを受賞。『異見』(16年)で民放連賞優秀、『沈黙の山』(18年)でギャラクシー賞選奨、『日本国男村』(22年)で民放連賞最優秀、『能登デモクラシー』(24年)でギャラクシー賞選奨、同作の劇場版(25年)で早稲田ジャーナリズム大賞を受賞。その他の公開映画に『はりぼて』(20年)、『裸のムラ』(22年)がある。

司会
広瀬久美子(ひろせ・くみこ) 北海道テレビ報道部副部長

1975年千葉県生まれ。東京女子大学、ミズーリ大学ジャーナリズムスクール修士課程修了。KSB瀬戸内海放送、大阪のプロダクションを経て、2006年11月から北海道テレビ放送。主に報道の現場で、記者、ディレクター、プロデューサー、デスクを務めてきた。過去にディレクターを務めた主な番組:「殺人で裁きたい」「生と死の医療」「汚された町」「ひと口の怖さ」「ポネオハウ」。

15:00〜16:20
講座⑧知床沖観光船沈没事故の調査報道 復旧した写真データから見えた当日の様子

北海道・斜里町の知床半島沖で観光船が沈没し、20人が亡くなり6人が行方不明になった事故から4年。HTBは独自の調査報道を続けてきました。海上保安庁や警察への情報開示請求で、海中映像や118番通報記録を入手。事故後2年以上経って海岸で見つかった乗客のデジカメから写真を復旧し、船や乗船前の乗客たちの様子を報道しました。関連の報道は昨年、第62回ギャラクシー賞報道活動部門の選奨を受賞。その手法を学びます。

須藤真之介(すどう しんのすけ) 北海道テレビ放送報道部記者

講師
須藤真之介(すどう しんのすけ) 北海道テレビ放送報道部記者

1994年北海道旭川市生まれ、31歳、2017年に北海道テレビ放送(HTB)のプロダクション「エイチ・テー・ビー映像」入社。同年HTB社会情報部に所属、情報番組「イチモニ!」を担当。2021年1月からHTB報道部記者。警察・海保などを担当。2022年4月知床沖観光船沈没事故の発生当時から取材を担当。ギャラクシー賞「知床沖観光船沈没事故 2年5カ月に及ぶ独自の検証報道」報道活動部門 選奨受賞など。

松井健太郎(まつい・けんたろう) 共同通信大阪社会部デスク

司会
松井健太郎(まつい・けんたろう) 共同通信大阪社会部デスク

2006年共同通信入社、高松、神戸両支局と大阪社会部、社会部を経て大阪社会部デスク。社会部では国交省・海保担当として知床事故の取材を担当。

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