墜落した日航機は警告されていた!内部文書はどう入手したのか
講演者
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塩入雄一郎(しおいりゆういちろう)
西日本新聞社 地域報道部次長2000年4月に入社。佐世保支局、社会部、筑豊総局、韓国釜山駐在、東京支社などを経て、22年12月から現職。日航機事故の報道当時は福岡市政キャップ。
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野間あり葉(のまありは)
西日本新聞社 福岡本社報道センター地域報道部記者2018年入社。同年8月から北九州本社で警察、司法、行政取材を担当。21年8月から福岡本社報道センター地域報道部で福岡市政、県庁、遊軍を担当。
講座紹介
1985年8月12日、日本航空123便は群馬県の御巣鷹山の尾根に墜落。乗客乗員520人が亡くなる航空史上類を見ない悲惨な事故が起きました。原因は機体後部の「圧力隔壁」の損傷と発表されていました。しかし、その隔壁の状態を問題視する内部文書が事故前から存在していたことを、西日本新聞が報じました。内部文書を入手した野間記者は、実は福岡市政担当。事故に興味を抱き、仕事の合間を縫って調査報道に取り組んだといいます。手間のかかる調査報道に地道に取り組んだからこそ、奇跡のような偶然が連発して実現できたのだとか。取材のバックアップをした市政キャップの塩入雄一郎記者とともに登壇していただき、普段の業務を抱えながらでも、歴史的な事故の調査報道に取り組んだ手法と経緯を語っていただきます。
(2023-04-29_報道実務家フォーラム2023)
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