報道実務家フォーラム in 関西2026 講座詳細・講師紹介

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5月16日(土)

10:00〜11:20
講座①「外国人1割時代」が迫る日本で起きていること~移民ビジネスの実態

日本で暮らす外国人が急増する中、様々な矛盾や課題が吹き出しています。大阪市で広がる「中国系民泊」はその一つで、地域社会との軋轢は無視できない状況にまで至っています。背後にある<移民ビジネス>のからくりに迫るため、記者はどのように取材を積み重ねたのか。長期企画「外国人1割時代」の狙いとともに報告してもらいます。

増田弘輔(ますだ・こうすけ) 読売新聞大阪本社/社会部次長

講師
増田弘輔(ますだ・こうすけ) 読売新聞大阪本社/社会部次長

1976年生まれ。2001年に読売新聞社に入社し、高知支局、呉支局を経て大阪社会部でヘイトスピーチを巡る問題などを取材。2021年から大阪社会部、東京社会部でデスクを務め、現在は戦争企画などを担当する。企画「外国人1割時代」取材班は、第33回坂田記念ジャーナリズム賞の第2部門(国際交流・国際貢献報道)を受賞した。

11:35〜12:55
講座②情報公開で掘り起こす人権侵害の歴史 「虹波」、旧優生保護法も

戦時中、旧陸軍が開発した薬剤「虹波(こうは)」が国立ハンセン病療養所の入所者に投与され、死者9人を出したことが戦後80年を経て明るみになりました。熊本日日新聞と連携して文書開示請求し、人権侵害の実態を掘り起こした調査報道の経緯を紹介してもらいます。京都新聞は旧優生保護法下での強制不妊手術に関する文書開示を求めた裁判の原告ともなりました。滋賀県に勝訴した意義と取材現場の課題を振り返ります。

岡本晃明(おかもと・てるあき) 京都新聞/東京支社編集部長兼論説委員

講師
岡本晃明(おかもと・てるあき) 京都新聞/東京支社編集部長兼論説委員

1992年京都新聞入社。社会担当部長などを経て現職。在宅に挑む重度障害者の生を追った連載『折れない葦』で2006年度新聞協会賞(編集部門)受賞。京都府内に新設された米軍Xバンドレーダー基地を追う取材班で2014年度に第22回坂田記念ジャーナリズム賞特別賞。論考に『京都帝大医学部の人骨収集と体質』(吉中丈志編『七三一部隊と大学』,京都大学学術出版会,2022年)など。

14:00〜15:20
講座③”オールドメディアの敗北”の本質 遠ざかる市民との距離

「新聞、テレビがSNSに負けた」と言われた2024年の兵庫県知事選。当時、NHK神戸局の報道責任者で、関係者を取材した小林さんは、敗北は、選挙中の報道だけが要因ではなく、メディアが何を伝えているのか、その役割が何かすらも、市民から全く理解されていないという、今のメディアの置かれた状況が背景にあると言います。講座では、SNSで誰もが情報発信する時代に、ジャーナリズムが役割を果たしていくには何が必要なのかを探ります。

小林和樹(こばやし・かずき) ジャーナリスト

講師
小林和樹(こばやし・かずき) ジャーナリスト

1992年NHK入局。報道局社会部や大阪局で記者やデスクを務め2024年退職。「ヤクザマネー」「STAP細胞 不正の深層」など40本以上の番組を取材・制作。「未解決事件#6 赤報隊事件」などで、坂田記念ジャーナリズム賞を3度受賞。著書に「逸脱する病院ビジネス」「生活保護3兆円の衝撃」など(いずれも代表執筆者)。25年からSlowNewsで「兵庫〝メディアの敗北〟の真相」を連載。「兵庫県知事問題 失敗の本質」(仮題・筑摩書房)発刊予定。

15:35〜16:55
講座④働きながらでもリモートでも…調査報道をモノにするには

現金3400万円を遺し、兵庫県尼崎市のアパートで孤独死した女性は誰なのか―。官報の記載をきっかけにしたノンフィクション「ある行旅人死亡の物語」は遊軍記者として取材を重ねた成果でした。フリーランスとなってからはリモート取材で45都道府県知事の「政治とカネ」を調査し、多額の使途が非公開になっている実態を明るみに。立場や所属に関わらず、調査報道に乗り出し、やり遂げるための秘訣を聞きます。

伊藤亜衣(いとう・あい) フリーランスライター

講師
伊藤亜衣(いとう・あい) フリーランスライター

1990年、名古屋市生まれ。2016年、共同通信社に入社。青森支局、大阪社会部に所属し、23年に退社。共著に『ある行旅死亡人の物語』(毎日新聞出版)。

17:10〜18:30
講座⑤アプリ独自開発〝最凶〟のトクリュウ「ナチュラル」に迫る

東京・歌舞伎町を拠点に女性を性産業に送り込んできた〝最凶〟の違法スカウト集団「ナチュラル」。メンバーには有名大学出身者も多く、摘発を逃れるため独自開発のアプリで警察内部に情報網を広げていました。謎に包まれた匿名・流動型グループ(トクリュウ)の実態を描いた「捕食」の内容を中心に、取材の経緯や新しいタイプの反社会勢力へのアプローチの手法を学びます。

清水將裕(しみず・まさひろ) 日本橋グループ*代表

講師
清水將裕(しみず・まさひろ) 日本橋グループ*代表

1973年生まれ、長野県出身。北海道大学卒業後、1999年NHK入局。大阪府警キャップ、警視庁キャップ、社会部副部長、「おはよう日本」編集責任者などを務め、主に事件取材や調査報道に携わる。また、NHKスペシャル「ひとり団地の一室で」「職業“詐欺”」「未解決事件シリーズ」、事件の涙「たどりついたバス停で」など数々のドキュメンタリー作品の取材・制作にあたった。2024年10月に独立し、メディア関連会社を設立。

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