地域ウェブメディアが目指す調査報道とは[24春42]
講演者
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浅野善一(あさの・ぜんいち)
ニュース「奈良の声」 発行責任者1961年生まれ、岐阜市出身。大学卒業後、奈良新聞社で23年間、記者・デスクとして報道に携わる。退社後の2010年、ニュースサイト「奈良の声」を開設。小さな独立メディアの自由度を生かし、置き去りにされそうな地域の事実に光を当てることに尽力。県域水道一体化や県営住宅の連帯保証人要件、自治体HPの生活保護制度案内を扱った取材では、報道が論点の提供や問題の解消につながった。22年、第3回ジャーナリズムXアワードY賞受賞。
講座紹介
大手メディアが取り上げない問題をすくい上げている地域ウェブメディアニュース「奈良の声」。運営者の浅野善一さんは、奈良県の地元紙を退職後、2010年に手探りでこのサイトを立ち上げました。掲載記事は年約80本。県の県域水道一体化の矛盾を指摘するなど、市民生活に関わる問題を丁寧に取材し、行政を動かすメディアへと発展しています。講座では、どう独自の報道につなげてこられたのか、浅野さんに語っていただきます。
(2024-04-29_報道実務家フォーラム2024)
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