福島原発「失敗の本質」探究「海に面した扉あきっぱなしで事故」[24春38]

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講演者

  • 奥山俊宏

    奥山俊宏(おくやま・としひろ)

    上智大学文学部新聞学科 教授

    1966年岡山市生まれ。89年朝日新聞社入社。水戸支局、福島支局、東京社会部、大阪社会部、宇都宮総局、特別報道チームなどを経て2013年から編集委員。11年から国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)メンバー。22年から上智大学文学部新聞学科教授。著書に『内部告発のケーススタディから読み解く組織の現実』、『バブル経済事件の深層』、『秘密解除 ロッキード事件』など。司馬遼太郎賞、日本記者クラブ賞を受賞。「Atta!」を編集。

講座紹介

原発事故はなぜ起きたのか。記者たちが解明に努めています。北海道南西沖地震の教訓から「津波警報発令時に扉を閉める」というルールが関電の原発ではありました。しかし東電には導入されず…。その東電の原発で2011年3月11日、あけっぱなしの大扉から入ってきた津波によって原子炉2つの制御中枢を直撃され、それが致命傷となって…。未曾有の事故の「真因」が少しずつ分かってきた13年の経緯を振り返ります。

(2024-04-28_報道実務家フォーラム2024)

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