みえない交差点~データ分析の実例紹介[春フォーラム2023]
講演者
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山崎啓介(やまざきけいすけ)
朝日新聞 記者2008年に技術者として入社、システム部に配属。記者として徳島総局、科学医療部、米スタンフォード大客員研究員などを経て、21年4月からデジタル企画報道部(旧デジタル機動報道部)。警察庁が公開する交通事故に関するオープンデータを分析した「みえない交差点」など、データ分析技術を生かした報道に取り組む。
講座紹介
朝日新聞は、警察庁が公開した2019年と20年の2年分の位置情報データをもとに、全国で約68万件にものぼる交通事故の発生場所を地図にプロットし、朝日新聞デジタルで公開しました。同時に分析の結果、信号機がない小さな交差点で事故が多発していることや、名前のない小さな交差点は警察の統計の対象外となっていることを、紙面での連載「みえない交差点」で明らかにしました。この報道がきっかけとなり、警察庁は小さな交差点での事故も含めて集計するようになりました。膨大なデータをどのように分析し、記事化したのか。実際に使った分析プログラムのコードを見ながら、具体的な手法を紹介します。
※この講座はハンズオンで行います。Google Colabを使い、Pythonでどうデータを分析して記事に結びつけるかを、実際のコードを示しながらを紹介します。パソコンを持って来れば、実際にデータ分析を体験できます。
(2023-04-29_報道実務家フォーラム2023)
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