5GとAIで写真販売事業立ち上げ 若手社員の挑戦記
講演者
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梶原紀尚(かじはらとしひさ)
産経新聞社 京都総局長2005年に産経新聞社入社。社会部で司法や行政を担当する。デスク時代に企画した連載「発達障害『生きづらさ』を生きる」で第38回ファイザー医学記事賞大賞を受賞。秘書室長だった19年、会社の将来に対する危機感から新規事業プロジェクトチーム「若手の会」を立ち上げる。リーダーとしてNTTドコモとタッグを組み、AIや5Gを活用したオンライン写真販売システム「産経Pic」の構築に尽力、収益化に導いた。
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澤野貴信(さわのたかのぶ)
産経新聞社 写真記者2009年に産経新聞社入社。写真報道局の写真記者として、主に事件・事故や季節の話題などを取材している。19年、新規事業プロジェクトチーム「若手の会」に参加。サブリーダーとしてAIや5Gを活用したオンライン写真販売システム「産経Pic」の立ち上げに尽力。新型コロナ禍の20年には、シンガーソングライター、矢井田瞳さんとともにエッセンシャルワーカーへの応援歌を作るプロジェクトを成功に導いた。
講座紹介
読者と部数が容赦なく減り続ける現状に危機感を抱いた産経新聞の若手社員らが立ち上がり、NTTドコモとタッグを組んで新規ビジネスを立ち上げました。5GやAIなどの最新技術を導入した写真販売サイトの構築です。大阪国際女子マラソンや高校ダンス部選手権など主催事業の写真は、紙面やニュースサイトで使うわずかな枚数を除いてすべて捨てられていました。プロジェクトチームはその隠れた「資産」に着目。参加者にオンライン販売することによる収益化を目指しました。システム構築費の価格交渉から役員の説得などの社内調整、さらにはコロナ禍まで幾多の困難をどう乗り越え、収益化に成功したのか語っていただきます。もはや新聞記者といえども収益を無視できる時代ではありません。何とか活路を見出そうと記者やカメラマンがもがきながら新規事業を立ち上げた話の中に、未来へのヒントがきっと見つかるはずです。
(2023-04-29_報道実務家フォーラム2023)